牧之原市/曹洞宗龍門山石雲院
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〜牧之原市/曹洞宗龍門山石雲院
ふとした事から発見した古刹の一つ、牧之原市の静岡空港建設現場近くに杉木立とシイ、ヒノキなどの古木に囲まれた石雲院。
掛川バイパスを金谷経由で約1時間ほどで入り口に到着しました。すぐお隣が静岡空港の広大な工事現場で緑色から茶褐色に景観が変化する中、うっそうと木立に囲まれてこの寺院の入り口が見えました。ここはまるで別世界、木立の隙間から見える遠景は古刹とはかけ離れた景色です。開発の波はすぐそこまで迫ってきていました。寺院の入り口には赤い欄干、記念の碑。およそ数百年の歴史を物語るような姿で経つ神木や巨木や杉。大きめの車は窮屈な急な上りの小路を九十九折に進めると目的の本堂が見えてきます。杉木立の中に建つ石雲院は威厳を感ずるまさに古刹。隣まで迫る空港開発の危険から力強く逃れるように佇んでいました。
文献より〜曹洞宗龍門山石雲院は康正元年(1455年)10月17日、崇芝性岱禅師によって開かれた寺です。石雲院開山にあたり勝間田城主が寺領を寄進、以来、今川、武田、徳川の庇護を受け御朱印地百五十三石を拝領するに至ったという越格の寺です。崇芝性岱禅師には優れた弟子が七人あり、これを石雲院七哲と言います。全国に800か寺を超える末寺を数える古刹。
≪石雲院『龍門の滝』彫刻≫
石雲院本堂の玄関両袖に嵌め込まれた龍門の滝の彫刻は郷土の画人(現在の牧之原市出身)平井顕斎が下絵を書き、信州上諏訪を本拠地とした宮大工立川一門の立川庵雪曲がノミをふるい彫り上げたもの。この写実的な彫刻は、石雲院が三回目の火災で焼失した後、本堂再建(天保14年)に際し彫られたものとの事。立川一門は、和四郎豊棟を初代とする宮大工の一派で、特に装飾彫刻に秀で、静岡浅間神社や三河豊川稲荷などを造営した事でも知られています。

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